山口県外の人が聞いても「?」となる、ながとで使われる「とっさのひとこと」を紹介します。この連載で勉強すれば、地元の人が何と言ってるか分かるようになる…かも。今回も読者からいただいた投稿ネタを元にお届けします!
Can you speak Nagatoben? 第5回 例文
【へーたら急にはみが出てきておおそうどうしたそいや】
●訳:「そしたら急にマムシが出てきて大変でした」
●文節:「へーたら/急に/はみが/出てきて/おおそうどうしたそいや/」
●ブレスの位置
※早口の人はワンブレスで喋ることもあります
投稿:eighter∞ さん
【解説】
・へーたら=そしたら
・はみ=マムシ
・おおそうどうする=大変なことになる
「へーたら」は接続詞「へて」が変化したもの。標準語では「そして、でね」といった意味合いで使われます。この「へて」は様々な変化が存在し、
・へて
・へーて
・へーで
・へてから
・へてのぉ
・へいでのぉ
※ほぼ同じ意味です
などなどなど、多彩な形で会話の中に登場します。やや年配の方が使うイメージですが、「へて」を知っておくと会話で「???」となったりすることが少なくなるでしょう。
「Can you speak Nagatoben?」次回お楽しみに!
文章ネタ募集中!
「Can you speak Nagatoben?」コーナーで扱う、ながとの言葉で作った「ながとの人はわかるけど、山口弁が分からないひとは理解できない」文章を募集しています!
思いついた方は、ぜひコチラの情報提供フォームより応募ください。