山口県外の人が聞いたら「??」となるような、ながとで使われる「とっさのひとこと」を紹介します。この連載で勉強すれば、地元の人が何と言ってるか分かるようになる…かも。なんと、今回は読者からの投稿ネタです。どんな長門弁が炸裂するのでしょうか!?
Can you speak Nagatoben? 第2回 例文
【じょーになーけどこらえてーな】
●訳:「たくさん無くてごめんね」
●文節:「じょーに/なーけど/こらえてーな」
●ブレスの位置
※早口の人はワンブレスで話すこともあります
投稿:湊のばあば さん
【解説】
・じょーに=たくさん
・なーけど=無いけど
・こらえてーな=我慢してね ※今回は目上の人から言うことで「ごめんね」というニュアンスが強い
「無いけど」が「なーけど」に流れて変化する感じと、「こらえて」が「我慢して」ではなく、目上の人から言うことで「ごめんね」のニュアンスが発生しているのがポイントです。照れながら、または申し訳なさそうに話すことで柔らかい感じが演出されます。ちなみに、「なーけど」を限りなく「なーけど」に近い「なぇーけど」と発音したり、「こらえて」を限りなく「こらえて」に近い「こらーて」と発音することで、よりネイティブスピーカーに近づけます。
「Can you speak Nagatoben?」次回お楽しみに!
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