“呑んだ後は味平で!”「みそカツチャンポン」のおはなし ~後編~

「お食事処 味平」のマスター、今津さんへのインタビューもいよいよ後篇! 今回はお店のこと、そしてお店に来てくれるお客さんへの熱い思いを聞くことができました。ぜひ最後までご覧ください(前編はこちらをご覧ください)。

取材/撮影:村尾悦郎

 

お店のこと、お客さんのこと

 

―「味平」という屋号の由来はなんですか?

今津さん
今津さん

そうですね…まず、“味”という言葉はつけたかったんです。そこから、来てくれる人が「お店の中で平等に仲良く食事をして欲しい」という願いを込めて、“平” の字を加えました。お店の外ではさまざまな人間関係、上下関係があるかもしれないけれども、お店の中では“分け隔てなく”。そういうニュアンスなんです。

 

 

―なるほど。まさしく今津さんの思いが込められているんですね。

今津さん
今津さん

はい、そういうお店をずっとやっているつもりです。今は僕と、僕の娘夫婦と一緒にやっているんですが、3人でその思いを持ち続けてやっていきたいですね。

 

―親子3人でやられているんですね。

今津さん
今津さん

1人でやると大変だけど、今は3人で助け合いながら回しています。これで昼営業もできると一番いいんですけどね(笑)

 

―以前、昼営業をやられていたのは移転前ですか?

今津さん
今津さん

はい、今のお店の向かいにあるビルに入って、28年ぐらいやっていました。今の建物に移ったのは8年ぐらい前なんですよ。

 

―それでまたお昼営業も復活したいと。

今津さん
今津さん

メニュー的にも値段的にも、昼営業でも通用するつもりでやっているので、今後できたらいいですね。お店も以前より広いし。夜営業だけだと、どうしても閉めるのが遅くなってしまいがちなんです。昨日も時間オーバーしてしまいましたし(笑)

 

▲味平のメニュー表。ボリュームありつつ、リーズナブルな価格で提供されている

 

― 味平さんの営業時間は18:30から…

今津さん
今津さん

翌日1:30までです。もし昼営業をやっていたらピシっと締めて終わるんですけど、お客さんが楽しそうにしていたら開けちゃうんですよね(笑)

 

―そういったところでも、常連さんを大事にされているんですね。これまでのお話から、もちろん商売が前提ではあるんですが、今津さんご自身が、お客さんとの触れ合いにすごく喜びを感じられていますよね。

今津さん
今津さん

はい、そうなんです。やっぱり長い間やっていて、いろんな方を見ていますからね。そんな中で、ある常連さんが来ない時期とかもあって、どうしたんだろうと思っていたら病気になっていたりとか、そんな風に心配になることもあるんですよ。

 

 

―ではお客さんが来る頻度で体調が分かったりとか?

今津さん
今津さん

はい。久しぶりに来てくれて、「どうしたん?」って聞いたら体調を崩されていたりとかですね。

 

―すごいですね!

今津さん
今津さん

長い間やっているとそうなるんですよ。そのぐらいの距離感を常に持ってお客さんと接していたいですね。そういったコミュニケーションも含めて、お客さんへのサービスだと思っていて、それが味平の目指すスタイルなんです。

 

―その思いを感じて、皆さん通われるんでしょうね。

今津さん
今津さん

そうだったら嬉しいんですけどね(笑)。ちょっと前も、ここに通ってくださる教師の方がね。その人は長門の方なんですけど、今は山口市で働かれていて。その方が久々に来てくれたと思ったら家族を連れてきてくれて。それが嬉しくてね~。涙が出そうになるんですよ。

 

 

―感慨深いですね。

今津さん
今津さん

うん、そういうことがあるから「よしやろう!」って頑張れるんですよね。